Concept
あなたのものづくりに活かしてください。
エゾマツクラフトは、エゾマツの端材を表面に散りばめた厚手の板紙です。エゾマツは日本では北海道のみ。世界でも寒冷地にしか分布しない針葉樹です。深い山々に抱かれる北海道らしいこの厚紙は、地域産品のパッケージデザインやクラフトなどさまざまな印刷物への用途が期待できます。カラーバリエーションもブラウンだけで3系統。使い手となるデザイナーの創造力を掻き立てる、今までになかった風合いと色合いになりました。
デザインの可能性を広げる、3色のブラウン。
Specification
3種類のカラーバリエーション。
オモテ面とウラ面が異なるリバーシブル仕様。
牛乳パックやダンボールなどリサイクル再生パルプ100%使用。
斤量(紙の厚さ)は各3種。
8層の紙から成る板紙。
表面にはエゾマツのつぶつぶ(粉砕物)散りばめられています。
石黄 [Orpiment]
うす茶
800mm X 1100mm T目
270g/㎡ [23.5kg]
310g/㎡ [27.0kg]
350g/㎡ [31.0kg]
古紙パルプ配合率100%(エゾマツ粉砕物を除く)
銅 [Copper]
こい茶
800mm X 1100mm T目
270g/㎡ [23.5kg]
310g/㎡ [27.0kg]
350g/㎡ [31.0kg]
古紙パルプ配合率100%(エゾマツ粉砕物を除く)
炭 [Charcoal]
くろ茶
800mm X 1100mm T目
270g/㎡ [23.5kg]
310g/㎡ [27.0kg]
350g/㎡ [31.0kg]
古紙パルプ配合率100%(エゾマツ粉砕物を除く)
※各種類とも、画像左側が[表面]、右側が[裏面]です。
※オフセット印刷適正につきましては、本機校正による確認をおすすめいたします。
Case Study
テクスチャー、加工適性、すべてを高い水準に。
その汎用性は、可能性そのものです。
木と紙と箱とデザイン。各界のプロが開発した。
Team
受発注関係を超えた、ひとつのプロジェクト。
加賀谷木材、大和板紙、モリタ、COMMUNE、誰ひとり欠けてもできないのです。
加賀谷拓也
加賀谷木材株式会社(木材加工会社)
北海道津別町を拠点に、原木の加工から、木製品の開発販売まで、すべて自社で行う木材加工会社。北海道にこだわりながらも、コスト高になりがちな木材の無駄を徹底的に省き利用することで、輸入木材ではなく、北海道の林業や地域社会に貢献し続けている。
北村貴則/須田尚起
大和板紙株式会社(板紙製造メーカー)
創業60年を越える大阪の板紙製造メーカー。古紙再生パルプを積極的に使用しながら、板紙の可能性を広げるべく、他にない独特の風合と色みを持った様々なオリジナルの板紙を開発。今では様々なデザイナーが書籍やパッケージに大和板紙の板紙をセレクトする。
近藤篤祐
モリタ株式会社(紙器製造販売会社)
札幌にある1932年創業の紙器製造・販売会社。紙箱の製造、形状やデザインの提案を行うだけでなく、牛乳のパッケージの再生紙を使用した板紙ブランドの立ち上げ、クリエイターがデザインした箱のデザイン展HAKOMARTを主催するなど、積極的に活動する。
上田亮
株式会社COMMUNE(デザイン会社)
札幌を中心に国内外のデザインやブランディングを行うクリエイティブコレクティブ。出会いと学びをテーマにしたイベントスペース「MEET.」や、自給自足を目指すオフグリッドカフェ「PHYSICAL」を自ら運営し、様々な活動を展開する。
再生紙を選ぶことは、品質を妥協することではない。
Making
デザイナーが語る。エゾマツクラフトができるまで。
COMMUNE 上田亮によるモノローグ・ダイジェストです。